【5月22日掲載 募集開始】
【7月8日改訂 残席僅少 まもなく募集締め切り】

小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』より

「聖(セント)アレキセイ寺院の殺人事件に法水が解決を公表しなかったので、そろそろ迷宮入りの噂が立ちはじめた十日目のこと、その日から捜査関係の主脳部は、ラザレフ殺害者の追求を放棄しなければならなくなった。と云うのは、四百年の昔から纏綿(てんめん)としていて、臼杵耶蘇会神学林(うすきジェスイットセミナリオ)以来の神聖家族と云われる降矢木の館に、突如真黒い風みたいな毒殺者の彷徨(ほうこう)が始まったからであった。」

こくしかん


福島読書会に小栗虫太郎、再臨!
 2025年は「黒死館殺人事件」刊行90年。
 2015年に開催した、刊行80周年記念会に続いて、2度目の読書会を挙行します。
 この機会にぜひ「ボスフォラス以東にただ一つしかないと云われる降矢木家の建物」「豪壮を極めたケルト・ルネッサンス式の城館(ルビ:シャトウ)」訪問はいかが。

 いざ、黒死館へ!その扉はいまこそ開かれん。
「栄光は故なくして放たれたのではございません」

 本日より募集開始です。
 8月3日にお会いしましょう。

【開催日】8月3日 日曜日
【開催時間】
 開場 午後1時 
 集合 午後1時20分(この時間までにお越しください) 
 終了 午後4時50分
 
【開催地】
 福島県郡山市 
 会場はJR郡山駅より徒歩30秒 
※詳細は参加者にのみご連絡※

【ゲスト】篠田真由美さん

【課題書】
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』
教養文庫版 創元推理文庫版 河出文庫版 角川文庫版
作品社刊「新青年」連載注釈版
※※以前に読んだことのあるかたも、必ず再読してご参加ください。

【参加費】300円 学生無料

中井英夫『虚無への供物』より
「人形というんならならアリョ―シャ、勉強して『黒死館殺人事件』ぐらい読んでからおっしゃい。メイド・イン・ジャパンも安物ばかりじゃなくってよ。」


【進行】改訂版
・参加者紹介 
※進行を鑑みてお知らせしていたお題はとりやめにしました。
・前 説
※「黒死館殺人事件」セフィロトの樹
・休 憩
・第一部
・休 憩
・第二部

【お問い合わせ お申込み】
fukushimadokusyokai@gmail.com まで、お名前(HM可)、当日のご連絡先電話番号を明記のうえ、宛名を「刊行90周年読書会第1弾参加希望」とし、メールにてお申込みください。

【撤 収】会場は午後4時50分まで使用可能。
 
【換 気】常時。
 
【交流会】午後5時20分より。自由参加。
 参加費各自負担。詳細は参加者にのみご連絡します。
 参加ご希望のかたは事前にお問い合わせください。
 参加状況により予告なく募集を締め切ります。当日の飛び入り参加はできません。

【周知事項】
・少人数、対面式の読書会です。
福島読書会局中法度を厳守のこと。
・感染症対策はこれまでの福島読書会 R 実施要綱に準じます。

小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』より。
「ゆっくりしようよ支倉君、あの日本で一番不思議な一族に殺人事件が起ったのだとしたら、どうせ一、二時間は、予備智識にるものと思わなけりゃならんよ。」

2015823


【予告】刊行90周年読書会第2弾、夢野久作『ドグラ・マグラ』会は10月12日(日)開催です。

主催:翻訳ミステリー福島読書会 R


どぐらまぐら